ECサイトで訪問者の行動履歴(閲覧・購買情報)から商品を自動推奨するレコメンドは売上に直結する有効な施策です。
特に取り扱う商品点数が豊富な小売や総合通販では目的の商品が埋もれてしまうため、レコメンドを利用することで訪問者の興味関心に合った商品を訴求することは非常に重要です。また、初回購入で休眠化する確率が高いといわれていることからサイト上でのレコメンドとメールにおけるレコメンドを併用することでLTV(※)向上の効果が期待できます。今回はレコメンドメールの配信方法をご紹介します。
※LTV(Life Time Value)…顧客生涯価値。一人の顧客が初めてそのサービスや商品を購入してからやめるまで、どれだけの利益をもたらしたかを表したもの
設定方法
手順1:レコメンドメール用のメールコンテンツを作成
機能選択メニュー「オートメーション 」→「メール定義」より配信するメールの定義を行います。

メール本文又は、メールのHTMLのソース内にレコメンド商品表示用の変数を差し込んでください。

※注意:メール本文に変数を差し込む場合は、事前に「メール変数定義」が必要です。
手順2:シナリオ定義(配信スケジュールの設定)
機能選択メニュー「オートメーション 」→「シナリオ定義」よりシナリオの定義を行います。

ターゲットリストではレコメンドメール用に設定した対象セグメントを選択してください。

手順3:ステップ定義(配信ステップの設定)
ステップを作成する際は、レコメンドメール用に作成したメールコンテンツとレコメンドアルゴリズムを選択し、設定は完了です。

事例
レコメンドメールは送付対象となるセグメントに応じてアルゴリズムを変更すると効果的です。例えば「初回購入者」「全ての会員」の2パターンでみていきましょう。

レコメンドのアルゴリズムは自社の商品属性や顧客の購買傾向を考慮し、PDCAを回していくことで最適なパターンの発見につながります。是非色々なパターンを試してみてください。