課題
アルゴリズム型レコメンドにおいて、導入時から設定が変更できていないため効果が頭打ちとなっている。効果を上げるために設定を変更したいがどういった視点で変更すればよいかアドバイスが欲しい。
解決策
レコメンドの効果は以下のポイントで決まる場合が大きいため、まずは一つ一つ実践をしてみて効果検証を行います。
ポイント①:表示する位置
トップページでは、ファーストビューといったユーザの目に留まりやすい場所に表示されている方がクリック率が高い傾向があります。そのためトップページでページの下部にレコメンド枠を設置している場合は、上部に変更することをお勧めします。
しかし商品詳細ページでは一通り商品を閲覧した上で購買検討するユーザも多く、掲載商品とは別の商品を探すユーザに対して機会損失を防ぐためにはページの下部に設置した方が良いでしょう。
当社で実施しているレコメンド表示箇所の事例
TOPページ

商品詳細ページ

ポイント②:設定するアルゴリズム
トップページやカテゴリトップではページの回遊を上げる必要があるため、ユーザにあわせたパーソナルレコメンドやブランドやジャンルといったカテゴリで絞り込んだカテゴリレコメンドを実施します。
商品詳細ページやカートページでは機会損失を防ぐ、アップセル・クロスセルを促すといった観点から商品と関連性のあるレコメンドアルゴリズムを設定することをお勧めします。
ページの階層毎に設定するアルゴリズムを変更する
ポイント③:レコメンドの表示内容
レコメンドは商品の見せ方(画像)や表示内容も重要です。商品画像が小さい場合は大きく目立たせることでクリック率が上がる傾向があります。カートページでレコメンドを実施する場合は、商品ページのリンクだけはなく「カートに入れる」ボタンを設置することで併売率が上がるといった事例もあるので、見せ方を工夫し効果検証を行うと良いでしょう。
レコメンド表示内容の例