ターゲット会員の検索条件における「かつ」「または」の使い方

ターゲット会員の検索条件における「かつ」「または」の使い方

質問

ターゲット会員を抽出する際、複数の検索条件をつなげる「かつ」「または」の適切な使い方を知りたい。

回答

会員抽出の検索条件が2つ以上ある場合には、「かつ」「または」で条件をつないで指定します。

  1. 「かつ」で指定する場合
  2. 「かつ」は「and条件」とも言われ、AとB両方の条件に該当した会員を抽出したい場合に使用します。

       例)居住地が東京都(A)の30代(B)の会員を抽出する場合
         A and B( 都道府県:東京都 かつ 年代:30代)

  3. 「または」で指定する場合
  4. 「または」は「or条件」とも言われ、 AとBのいずれかに該当した会員を抽出したい場合に使用します。

       例)居住地が東京都(A)か神奈川県(B)の会員を抽出する場合
         A or B( 都道府県:東京都 または 都道府県:神奈川県)

  5. 「かつ」「または」の両方を指定する場合
  6. 「かつ」「または」の両方を指定して抽出する場合には、「かつ」の条件が優先されるので注意が必要です。

       例)居住地が東京都(A)か神奈川県(B)の30代(C)の会員を抽出する場合
         A or B and C(東京都 または 神奈川県 かつ 30代)

       上記のように指定すると、「かつ」条件が優先されるため
       実際の抽出条件は以下となります。BかつCが優先されます。
       ↓
       A or B and C (東京都 または 神奈川県 かつ3 0代)
       A or(B and C)(東京都 または(神奈川県 かつ 30代)

       この条件では、東京都に居住する方、または神奈川県居住の
       30代の方が抽出されます。

       東京都または神奈川県に居住する30代の会員を抽出したい場合の条件である

       (A or B)and C ((東京都または神奈川県) かつ 30代)
       
       にはならないので注意してください。

       ■「かつ」の優先条件を回避する抽出方法
       あらかじめ「A または B」(ここでは東京都 または 神奈川県)のターゲットリストを作成し、
       会員検索条件に指定することで、適切な抽出条件を設定できます。
       (A or B リスト)and C の設定方法は以下で説明します。

    設定方法

    「かつ」の優先条件を回避する抽出法を説明します。

    手順1

    事前にターゲットリストを作成します。
    機能選択メニュー「ターゲット抽出・管理」→「会員抽出・検索」を表示します。

    会員抽出・検索

    会員検索・抽出定義画面で、検索条件に「AまたはB」の抽出条件を設定し、会員を抽出します。
    ここでは例として、条件を会員の都道府県が「東京都 または 神奈川県」で設定しています。

    会員検索・抽出定義画面

    「ターゲットリストに登録」ボタンを押すことで、「AまたはB(東京都 または 神奈川県)」の条件に合致したターゲット会員リストが作成されます。

    手順2
    あらためて会員検索・抽出定義画面に戻り、検索条件にターゲットリストを指定します。
    手順1で作成した「A または B (東京都 または 神奈川県)」のリストを選択します。
    リストを選択したら、次に「に含まれる」を選択してください。

    ターゲット会員リスト

    さらに抽出条件であるC(年代)を設定します。ここでは30代を指定します。

    最終的な検索条件

    この2つの条件を「かつ」でつないで指定することで、「A または B」リストに含まれ「かつ」Cであるという検索条件が完成します。
    つまり、「東京都 または 神奈川県」に居住している30代の会員が抽出できます。

    以上で設定は終了です。

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