Case Study
株式会社アイ・ラーニング
株式会社アイ・ラーニングは1990年に創立。IBM研修部門との統合を経て、2013年から現在のアイ・ラーニングの体制となりました。教室研修やe-ラーニングを始め、人材コンサルティング、人材育成に関わるタレントマネジメントシステム等、人材育成に関する総合人材育成企業として、全てワンストップで実現しています。また、教室研修とは違った新しい学びのスタイル『マイラ(マイクロラーニング)』を始め、現代の人に受け入れやすいよう、デジタル化やコンパクト化を進めています。
『アクティブコアマーケティングクラウド』の導入により、マーケティングコミュニケーション基盤を構築、お客様一人一人とのコミュニケーションの最適化を実現
アイ・ラーニングは、新入社員研修をはじめとして、ITスキル研修、プロジェクトマネジメント研修、ビジネススキル研修まで600種以上のラインナップを揃え、集合研修やバーチャルクラス、e-ラーニングで提供するとともに、アセスメント、コンサルティングなど、様々な人財育成サービスを提供しています。 これまで同社では、メール配信、Webレコメンド、Web分析が別々のシステムで管理されていたため、会員の一連の動きを可視化することや、マーケティング施策の効果を見るには、大きなシステム障壁が存在していました。 またメール配信の度に異なるシステム間でデータ抽出作業を行ったり、レポートする度に別々のシステムから情報を抜き出してまとめたりと、マーケティング業務における運用負荷が生じていました。 このような課題を解決するため、マーケティング基盤として「activecore marketing cloud」が採用されました。
「activecore marketing cloud」を導入することで、マーケティングクラウド上の統合データベース内で、企業情報、会員情報、メール配信情報、イベント情報、アウトバウンド情報などを一元化した会員リストで管理できるようになりました。Web閲覧履歴や申し込み履歴から、関連性が高く、開催日が近いコースをWebサイトや、メールマガジンに自動的に掲載することが可能になり、顧客のニーズに合った情報を提供し、コース検索の利便性向上と成約促進につながりました。 また、一元化された会員リストからは任意に設定する抽出条件で会員を抽出できるようになり、お申し込み情報やイベント参加状況まで会員単位のアクティビティーを可視化し、特定の会員に向けたメッセージ配信が可能となりました。 さらに、オウンドメディアやレコメンド、メール配信を含むすべての施策を一つのプラットフォーム上で実現し、可視化することにより、その実施状況やレスポンスを含む効果検証を行い、スピーディーにPDCAを回すことが可能となりました。
これまで、機能別のシステムを複数運用し、密に連携もできていなかったため、分析にも時間がかかっていました。これが、一つのツールに統合されたことで、分析の精度も上がり、効果の把握が容易になりました。また、ウェブサイト上だけだったレコメンドも、メールシステムが統合されたことでメールマガジンにも埋め込めるようになり、お客様の利便性も向上したと考えています。今後は、お客様との関係性向上に向けて、個人それぞれに合った情報をご提供し、コミュニケーションを最適化していけると期待しています。
株式会社アイ・ラーニング マーケティング部 マーケティングディレクター 綿貫 晃 様