Case Study
ブックオフコーポレーション株式会社様
https://www.bookoffonline.co.jp/
ブックオフコーポレーション株式会社は、本を中核としたリユース事業をメインにサービスを行っています。サービスは大きく店舗事業とオンライン事業の2つの柱から成り立っています。「ブックオフオンライン事業」は、インターネット上で書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFFOnline」の運営を行っております。
活用機能:プライベートDMP
WEB行動ログと基幹データを統合し、会員組織の可視化と1to1マーケティングでLTV向上を実現!
ブックオフコーポレーション株式会社様は、中古や新品の書籍・CD・DVD・ゲームの販売や買取をおこなう総合ショッピングサイト「BOOKOFF Online」を運営していらっしゃいます。 サービスの柱は大別して2つあり、1つはオンラインショッピングサイトを運営する販売事業、もう1つは年間28万人以上が利用する宅配買取サービス「宅本便」を運営する買取事業です。 同社ではこれまで、2つの事業における会員データ・購買履歴データなどを別々のものとして管理していました。そのため、事業をまたいでデータを統合分析するためには基幹システム内に存在する多種のデータの中から該当データを抽出し、さらに統合させるために加工する必要もあったため、それぞれの現場担当者がリアルタイムにデータを把握することが困難でした。 よって、顧客データの活用も限定的で、顧客軸でのLTV分析やランクの把握なども十分に行えない状態だったため、きめ細かい1to1マーケティングができないという課題を抱えていました。
課題解決のため、同社が導入したのが「activecore marketing cloud」です。 多岐にわたり別個管理されていたデータを一元化し、各サービスをまたいだ会員動向の把握、商品カテゴリ毎の傾向分析、さらに買取から販売までを一連の流れとした会員LTVの可視化を目指しました。 「activecore marketing cloud」導入後、統合データの分析を各現場の担当者が直接行うことができるようになりました。また、分析結果をもとに抽出した特定ターゲット層への個別アプローチも可能となり、その反響分析もできるようになりました。 たとえば、コミックを中心に一定層の顧客で「オトナ買い(シリーズ全巻セット)」利用が多く、購入サイクルや一度の購入金額が他とは異なることが把握できました。 また、顧客層ごとの購入傾向、リピートパターンの違いも明確に把握できるようになりました。 商品カテゴリ別にセグメントを設定したり、特定の層だけを除外したりすることにより、全体の購入金額や購入回数だけでは把握できなかったLTV分析やデシル分析も行えるようになりました。 また、買取においては、有効な商品を多く提供してくれる会員をロイヤリティの高い会員としてターゲティングすることで、効率的な在庫の確保が可能となりました。 今後はこのような分析結果を生かし、会員一人ひとりと適切なコミュニケーションを行えるよう、WEBサイトやメールのパーソナライズを強化していきます。
これまで、ブックオフオンラインでは、必要なデータの抽出に時間がかかり、十分な分析ができていなかったことが大きな課題でした。今回、activecore marketing cloudを導入し、会員組織を可視化したことで、今まで感覚的に理解していた優良会員/休眠会員などのターゲットが正確に把握できるようになりました。これによりターゲットとなるユーザ層を各現場担当者間で共有することができ、「個」に対して、複数のサービスを跨いだ長期的なアプローチが可能になると考えております。将来的には店舗データを含めることで、店舗/オンライン問わず、顧客との接点を拡張していきたいと思います。
ブックオフコーポレーション株式会社 マーケティング部長 千田 竜也 様